映画 映画
シネマ街

©2026「RYUJI」製作委員会
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RYUJI 竜二

 金子正次が主演・脚本を務めた1983年公開の大ヒット映画『竜二』を、柳楽優弥主演、水田伸生監督でリメイク。究極の愛と絆を描き、日本中を熱狂で包み込んだ伝説のヤクザ映画が、43年の時を経て再び幕を開ける。
 1980年代、ヤクザの竜二(柳楽優弥)は新宿・歌舞伎町で一目置かれる存在だったが、愛するまり子(川栄李奈)と息子を守るため、堅気になると決意を固める。酒屋の配達員として働く日々は決して楽ではなかったが、慎ましくも穏やかな日々だった。しかし、薬物におぼれた旧友の柴田(三宅健)、そして竜二にとってもうひとつの家族でもある弟分の直(萩原利久)とひろし(JUNON)との再会が、竜二を封印していた過去へと引き戻していく――。
 ヤクザや女性らを取り巻く社会環境が変化する中、舞台となる80年代に現代の空気感をどう注入するか。43年前の名作をリメイクする意義として、いまを生きる観客に響く最適解を探し求めた結果、脚本製作に7年もの期間が費やされた。主演の柳楽優弥はその間、ブラッシュアップに並走。愛する家族のために裏社会から足を洗い、堅気として生きようともがく竜二を圧倒的な存在感と演技力で熱演した。出演はほかに伊藤英明、RYUKI、田中美里、千原ジュニアら。
(配給/カルチュア・パブリッシャーズ)
10月30日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
©2026 BLT TOKYO LIMITED. All Rights Reserved.
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バッド・ルーテナント トウキョウ

 バイオレンスの巨匠、三池祟史監督が『パラサイト 半地下の家族』『ANORA アノーラ』のハリウッド新進気鋭スタジオNEONとともにおくるサスペンスアクション。ハリウッド×日本が放つ劇薬が、観る者の倫理観を麻痺させる――。
 新宿・歌舞伎町。裏社会に精通する刑事・矢吹恭二(小栗旬)は、ドラッグやギャンブルに溺れ、ヤクザから命を狙われ、相棒殺しの噂まである最悪の刑事=バッド・ルーテナント。ヤクザを狙った連続猟奇殺人事件の捜査にあたった矢吹は、遺体の入れ墨から身元を割り出し、早々に容疑者・石塚満(間宮祥太朗)を特定する。そんな折り、日本で行方不明となった次期大統領の娘捜索のため、アメリカからFBI捜査官のグエンがやってくる。矢吹が追う凶悪殺人事件とグエンが追う失踪事件。グエンとバディを組むことになった矢吹は、複雑に絡み合う2つの事件の渦中に飲み込まれていく…。
 『クローズZERO』『テラフォーマーズ』等で三池監督とタッグを組んだ小栗旬がダークでセクシーな史上最悪の汚職警官を怪演。FBI捜査官グエンを『シンデレラ』『マンマ・ミーア!ヒア・ウイー・ゴー』で知られるハリウッドのトップ女優リリー・ジェームズが演じる。ほかに野村周平、西野七瀬、向里祐香、岩田剛典、渡邊圭祐、中野英雄、村上淳、國村隼、舘ひろしら日本の豪華俳優陣、そしてアメリカ女子プロレス界トップクラスのスター、リヴ・モーガンが出演。『十三人の刺客』『無限の住人』等で三池監督と組んだ世界的プロデューサー、ジェレミー・トーマスが製作を務めた。
(配給/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、NEON)
10月23日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
© 2026 / AARDMAN ANIMATIONS Ltd - All Rights Reserved
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映画 ひつじのショーン かぼちゃ畑の怪物!

 クレイアニメ『ウォレスとグルミット』『ひつじのショーン』シリーズで知られるイギリスのアニメーション制作スタジオ「アードマン・アニメーションズ」の設立50周年記念作品。
 牧羊犬のビッツァーやひつじのショーンとその仲間が暮らすモッシーボトム牧場。ハロウィンを間近に控えたある日、牧場主がひつじたちの大切なかぼちゃ畑を台無しにしてしまう。問題を解決しようと、ショーンはマッドサイエンティストに変身して謎の薬を開発。しかしそのせいで事態はますます悪化し、牧場主が行方不明になってしまう。さらにもじゃもじゃの怪物まで現れ、牧場は大混乱に陥る。
 脚本は『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』のマーク・バートンと『ひつじのショーン クリスマスの冒険』のジャイルズ・ピルブロウ。本作が長編初監督となるマシュー・ウォーカーが『ひつじのショーン クリスマスの冒険』のスティーブ・コックスと共同で監督を務めた。
(配給/松竹)
10月23日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
©2026「mentor」製作委員会
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mentor

 『ミッシング』『空白』『ヒメアノ~ル』の吉田恵補が脚本・監督を務めた人間ドラマ。少年時代に火災事故を起こしてしまったふたりの青年と、彼らにすべてを奪われた被害者のゆがんだ関係を描く。
 15年前に花火遊びでアパートを全焼させてしまった龍之介(磯村勇斗)と拓海(末澤誠也)。龍之介は、拭えない罪の意識をアーチェリー競技に打ち込むことで封印し、オリンピック日本代表を目指していた。一方、いまだに事故の記憶を引きずる拓海は、前に進めない日々を過ごしている。そんなふたりの前に、彼らが起こした火事で大やけどを負い、妻子を失った埜本(綾野剛)が現れる。ふたりを恨んで当然なのにもかかわらず、埜本は詫びる拓海を優しく包み込んだ。その不思議な優しさに惹かれた拓海は、埜本を“メンター”として慕うようになっていくが、龍之介は不気味なほどに優しすぎる埜本の態度に強い違和感を覚える。やがていびつな三角関係が狂い始め、物語は誰も想像しなかった結末へと向かう。
 Aぇ!groupの末澤誠也が、止まった時間を取り戻すように前向きな思考にのめり込んでいく拓海役で個人として初の映画主演を果たした。出演はほかに木南晴夏、酒井若菜、川上麻衣子、二村仁弥ら。
(配給/エイベックス・フィルムレーベルズ、スターサンズ)
10月16日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
©2026 Capcom and Legendary. All Rights Reserved.
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ストリートファイター ザ・ムービー

 1987年の初代発売から長く愛されるカプコンの人気格闘ゲーム「ストリートファイター」をハリウッド実写映画化。最強の猛者たちが繰り広げる戦いを、最新鋭のVFXと生身のアクションの融合で再現した。
 舞台は1993年。かつて天才格闘家として名を馳せたが、いまは一線を退き、ひっそりと暮らすリュウと、格闘技の大会やテレビ番組に出演し、華やかな世界で脚光を浴びるケン。兄弟のように育ったふたりは、ある理由により疎遠になっていた。そんな彼らのもとに、謎の女性格闘家・春麗がやってきて、ワールドウォリアー・トーナメント(世界格闘王決定戦)の招待状を差し出す。春麗とともに世界の強者たちと戦うこととなったリュウとケン。だが、トーナメントが進むにつれて大会に隠された陰謀が明らかになり、彼らが過去に葬り去ったはずの悪夢がよみがえる。果たしてリュウとケンはその拳で運命を変えることができるのか?
 ノア・センティネオがケンを、アンドリュー・小路がリュウを、カリーナ・リャンが春麗を演じる。監督はキタオ・サクライ。
(配給/東和ピクチャーズ、東宝)
10月16日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
©︎2026 K2 Pictures・AOI Pro.
©︎2026 K2 Pictures・AOI Pro.

わたしの知らない子どもたち

 『ゆれる』『永い言い訳』『すばらしき世界』などの傑作を生み出してきた西川美和監督が、新たな境地に挑んだ最新作。戦後の混乱期を生き抜いた戦争孤児たちと、その命を未来へとつないだ人々の姿を描く。
 1945年、終戦。音楽家の父のもとで暮らしていた12歳の少女・茅野琴子(小八重葵美)は、戦争によって家も家族も失った。街に進駐軍相手の慰安施設や路上売春が広がる中、女性であることが生きる危険につながると知った琴子は、自らの性を隠し、少年として生きることを決意。同じ境遇の少年たちと行動をともにし、生きる居場所を見つけていく。一方、教師として軍国主義教育に加担してきた曽根文美子(二階堂ふみ)は、敗戦によって婚約者を失い、教師としての誇りも生きる意味も見失っていた。そんな中、琴子の父親の友人から「琴子を探している」という知らせを受け、文美子は彼女を探すと決意し、自らも生きる意味を取り戻していく。
 琴子を演じるのは、オーディションを経て大抜擢された新生・小八重葵美。教師・曽根役の二階堂ふみをはじめ、役所広司、田中裕子、岡田准一、竹野内豊、吉田羊、坂東龍汰、北村有起哉ら、日本映画界を代表する俳優陣が脇を固める。音楽は『国宝』などで高い評価を受ける作曲家の原摩利彦。『ゴジラ-1.0』で米アカデミー賞視覚効果賞を受賞した白組が映像制作に参加し、戦後の日本をリアルに再現した。
(配給/K2 Pictures)
10月16日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
©2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
©2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

クジラに落ちた男

 ピューリッツァー賞受賞作家のダニエル・クラウスによる傑作ベストセラー小説を映画化。巨大クジラに丸呑みされた青年の脱出劇を没入感たっぷりに活写する。
 17歳の青年ジョイは、亡き父の遺骨を探すため単身で海にやってきた。だがダイビングの最中、ダイオウイカを捕食しようとするマッコウクジラに遭遇し、イカの巻き添えで丸呑みされてしまう。酸素ボンベの残りは1時間。絶体絶命の危機に陥ったジョイは、ダイビングの師でもある亡き父に厳しく叩き込まれた教えこそが生還への鍵であることに気づく。憎かった父との記憶をたどり、自分自身と向き合いながら、ジョイは決死の脱出を試みる。
 主演を務めるのは『WEAPONS/ウェポンズ』のオースティン・エイブラムス、亡き父を『アベンジャーズ』シリーズのジョシュ・ブローリンが演じた。監督・脚本は『プレデター バッドランド』のブライアン・ダッフィールド。
(ウォルト・ディズニー・ジャパン)
10月16日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
© 2026 WBEI and Legendary
© 2026 WBEI and Legendary

DIGGER/ディガー

 『ミッション:インポッシブル』シリーズのトム・クルーズ主演最新作。俳優人生45年のトム・クルーズが、「この役を演じられるようになるまで40年かかった」と語る前代未聞の役どころに挑む。
 石油採掘会社のCEO、ディガー。大金持ちで傲慢な権力者である彼は、利益優先の欲深い行動によって地球滅亡の大ピンチを招いてしまう。大統領から事態の収拾を命じられたディガーは、世界を救うべく立ち上がるが…。
 トム・クルーズが自分勝手な大富豪役で新境地を開き、『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』のリズ・アーメッド、『アルゴ』、『モンスターズ・インク』(声優)のジョン・グッドマン、『関心領域』のザンドラ・ヒュラー、『ブゴニア』のジェシー・プレモンス、『シェイプ・オブ・ウォーター』のマイケル・スタールバーグらが共演。監督は『レヴェナント:蘇りし者』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の名匠アレハンドロ・G・イニャリトゥ。
(配給/東和ピクチャーズ、東宝)
10月9日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
©2026藤まる/双葉社・「時給三〇〇円の死神」製作委員会
©2026藤まる/双葉社・「時給三〇〇円の死神」製作委員会

時給三〇〇円の死神

 藤まるによる号泣必至の同名小説を、なにわ男子の西畑大吾、福本莉子のW主演で映画化。
 父親が逮捕され両親は離婚、恋人とも別れて人生に絶望する大学生の佐倉真司(西畑大吾)。ある日、同級生の花森雪希(福本莉子)から「死神」のアルバイトに誘われる。仕事内容は、この世に未練を残して亡くなった死者の心残りに寄り添い、願いを叶える手伝いをしてあの世へと送り出すこと。時給は300円だが、半年間の雇用期間を最後までやり遂げると、特別賞与として願いをひとつ叶えてもらえるという。出産時に子どもの顔を見ることなく亡くなった女性、大好きな母に想いを届けたい小学生――。死者たちの切実な想いと向き合う中で、佐倉の止まっていた人生は少しずつ動き始める…。
 出演はほかに渋谷凪咲、齋藤潤、泉谷星奈、佐津川愛美、山口馬木也、小澤征悦ら。監督はドラマ『美しい彼』シリーズや『ストロベリームーン 余命半年の恋』などを手掛け、繊細な映像美と感情表現で支持を集める酒井麻衣。脚本を『366日』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した福田果歩が務めた。
(配給/ギャガ、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)
10月2日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
©2026 額賀澪/双葉社「沖晴くんの涙を殺して」製作委員会
©2026 額賀澪/双葉社「沖晴くんの涙を殺して」製作委員会

沖晴くんの涙を殺して

 額賀澪(ぬかが・みお)の同名小説を広瀬アリス主演で映画化。余命1年の音楽教師と、死神に「喜び」以外の感情を奪われた高校生の交流を描く。
 末期の乳がんを患い余命1年を宣告された音楽教師の踊場京香(広瀬アリス)は、治療しないことを選択し、故郷である瀬戸内海の島に戻ってきた。祖母(根岸季衣)が営むカフェを手伝いながら、母校の合唱部の指導をすることになった京香は、いつも笑顔を絶やさないのにクラスメイトから死神と呼ばれている不思議な高校生・志津川沖晴(木戸大聖)と出会う。彼は幼いころに津波で家族を亡くしていた。自身も津波に流されたが、死神に喜び以外の感情「嫌悪・怒り・哀しみ・恐れ」を差し出すことで、ひとり海から生還したという。家族の死ですら何も感じない沖晴。だが、ある事件によって彼の失われた感情のひとつがうっすらと顔を出し、余命わずかな京香と感情を失った沖晴の、感情を取り戻す不思議な日常が始まる…。
 出演はほかに満島真之介、北乃きい、戸田菜穂ら。監督は『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』などの矢崎仁司。
(配給/彩プロ)
10月2日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
©遠藤和/小学館 ©2026「ママがもうこの世界にいなくても」製作委員会
©遠藤和/小学館 ©2026「ママがもうこの世界にいなくても」製作委員会

ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記

 ステージⅣの大腸がんを宣告され、24歳で亡くなった遠藤和さんが、娘と夫に残した手記『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』。涙が止まらない実話として多くの人の心を震わせたべストセラー手記を、川口春奈主演で待望の映画化。
 青森で暮らす遠藤和(川口春奈)と将一(高杉真宙)。時にぶつかり、時に笑い合う日常の中で、和の心には「この人と生きていきたい」という願いがふくらんでいた。そんな矢先、和に告げられたのはステージⅣの大腸がん。それでも叶えたい未来は変わらなかった。結婚したい、家族になりたい、そして、子どもに会いたい――。和は命をつなぐための抗がん剤治療を中止するという重い決断をし、将一はそんな和を献身的に支えた。そして授かった新しい命。残された時間はわずかだが、その一瞬、一瞬すべてが和にとって「人生でいちばん幸せ」な時間だった。
 夫とともに、過酷な運命に抗い力強く生き抜いた和さんを、川口春奈が全身全霊を尽くして演じた。和の母・櫛引美智子役は小林聡美、姉を気遣う次女・遥役は松本穂香、末っ子の結花役は中島瑠菜。出演はほかにデビット伊東、星野真里ら。監督は『溺れるナイフ』の山戸結希。
(配給/東映)
10月2日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
©2026「ファーストボイス」製作委員会
©2026「ファーストボイス」製作委員会

ファーストボイス

 日本初のハラスメント裁判に挑んだ女性たちの物語。働く女性は“結婚までの腰掛け”だと思われていた時代、新たな未来を切り開こうとして上げた“ファーストボイス”が日本社会を動かす――。
 日本中がバブル景気に沸く1989年。お金にならない案件ばかりを引き受けてしまうお人好しの弁護士・朝日道子(綾瀬はるか)のもとに、上原恵(ファーストサマーウイカ)という女性がやってくる。職場で理不尽な嫌がらせを受けた末、大好きな仕事を奪われた彼女は、会社と上司を相手に提訴したいという。だがそれは、誰も闘ったことのない前例なき「ハラスメント」をめぐる裁判。新人弁護士の藤野栞(松本穂香)は「勝ち目がない」と反対するが、朝日は「この裁判は必ず未来につながる」と立ち上がる。
 メガホンを取るのは『老後の資金がありません!』『九十歳。何がめでたい』の前田哲。鋭い社会的テーマとエンターテインメントを鮮やかに融合させてきた前田監督が、本作でも今なお課題が残る「ハラスメント」という社会的な難題を、痛快なエンターテインメントへと昇華させた。出演はほかに鈴鹿央士、木村多江、筒井道隆ら。
(配給/松竹、ワーナー・ブラザース映画)
10月2日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
©2007 The Music Kitchen Ltd
©2007 The Music Kitchen Ltd

ベイ・シティ・ローラーズ ウッディ・ウッドが語る真実

 1970年代に一世を風靡したポップロックバンド「ベイ・シティ・ローラーズ」のメンバーのひとり、スチュアート・ウッディ・ウッドが、バンドの絶頂期から崩壊、その後の再生までの軌跡を語ったドキュメンタリー。
 スコットランド出身のロックバンド、ベイ・シティ・ローラーズ。タータンチェックのズボンとスカーフで、“タータン旋風”を巻き起こした彼らは、ライブ、空港、ホテルの往復の日々を送っていた。だが、78年ごろからバンドは崩壊しはじめ、スチュアート・ウッディ・ウッドは81年に脱退。イギリスを離れて自らの道を模索し続け、紆余曲折の末、プロデューサーとしても活躍するようになり、自らのレーベルThe Music Kitchenを作った。
 本作ではタータンチェックの衣裳がユニフォームになるまでの経緯や、公演会場を最大3000席にした戦略が明かされるほか、音楽業界の契約問題や印税トラブルなど、華やかな歴史の影にも踏み込む。また、メンバーのレスリー・マッコーエンとの確執や、ハリウッド女優との一夜の事件について、本人の口から語られる点も興味深い。
 監督はパコ・ヒーローズ。
(配給/NEGA)
9月25日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
© 2026 ナギダイアリー・パートナーズ (スターサンズ/八朔ラボ/ワンダーストラック) / Survivance / Momo Film Co.
© 2026 ナギダイアリー・パートナーズ (スターサンズ/八朔ラボ/ワンダーストラック) / Survivance / Momo Film Co.

ナギダイアリー

 世界的な評価を受ける深田晃司監督が、劇作家・平田オリザの「東京ノート」に着想を得て脚本を執筆し、9年の歳月をかけて完成させた渾身作。多様な価値観や選択肢であふれる現代に、何を選び、どう生きていくか――岡山県奈義町をモデルとした架空の町「ナギ」を舞台に、人生に刻まれる9日間の物語を紡ぐ。
 自然豊かな町「ナギ」でひとり創作に打ち込む彫刻家の寄子(松たか子)。ある日、弟の元妻で建築家の友梨(石橋静河)が、数日間の休暇をとって東京からやってくる。都会を離れたナギで穏やかな生活をしながら友梨は寄子の彫刻のモデルを務める。妻を亡くした寄子の幼なじみの好浩(松山ケンイチ)、息子の春樹(川口和空)とその親友の圭太(藤原聖)――この地での人々との出会いは穏やかな日常に小さな揺らぎをもたらしていく。
 主演の松たか子が癒えない喪失を抱えたセクシュアルマイノリティの彫刻家・寄子を圧倒的な存在感で体現。友梨役をいま最も注目を集める俳優のひとりである石橋静河、キーパーソンの好浩を松山ケンイチが演じるなど、屈指の実力派キャストが集結。第79回カンヌ国際映画祭では総立ちの喝采を浴び、日本公開を前に15を超える国と地域で公開が決定している。出演はほかに藤間爽子、水間ロン、申瑞季ら。
(配給/スターサンズ)
9月25日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
©2026 K2 Pictures・3Top
©2026 K2 Pictures・3Top

映画 襲名

 「十三代目市川團十郎白猿」と「八代目市川新之助」の親子同時襲名披露を正面から捉えた、三池祟史監督初のドキュメンタリー映画。
 コロナ禍による約2年半の延期を乗り越え実現した歴史的瞬間までの舞台裏を記録。江戸時代から続く歌舞伎界最高の名跡「市川團十郎」――その「継承」と「個」のはざまで揺れる覚悟と葛藤を見つめ、名跡を継ぐ者としての責任、父として子へ芸をつなぐ想い、そして次世代を担う新之助が未来へ踏み出す姿を映し出す。さらに、襲名披露公演の祝幕を手掛けた世界的アーティストの村上隆による創作の過程も収録。ナレーションを、フランスと日本を拠点に活躍する俳優の杏が担当した。
(配給/K2 Pictures)
9月25日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
©佐野広実/講談社 ©2026「シャドウワーク」製作委員会
©佐野広実/講談社 ©2026「シャドウワーク」製作委員会

シャドウワーク

 佐野広美の同名小説を吉岡里帆、奈緒のダブル主演で映画化した衝撃のミステリー。女性を救うシェルターを舞台に、声なき者たちの「極限の決断」を描く。
 日常的に暴力を振るう夫から逃げてきた紀子(吉岡里帆)は、入院先の看護師・路子(美保純)に救われ、配偶者や親から暴力を受けた女性たちを匿うシェルター“おうち”にやってくる。そこでは食事や掃除など暮らしのすべてが「持ち回り」というルールで成り立っていた。施設の仲間たちとの穏やかな生活で本来の自分を取り戻していく紀子。しかし徐々に違和感を覚え始め、やがて衝撃的な「持ち回り」の意味を知ってしまう。一方、とある事件を追う刑事・薫(奈緒)も同じ刑事の夫・晋一(北村匠海)からの暴力に苦しんでいた。疑われることのない夫と追い詰められていく現実の中で、薫は事件の先にある“おうち”の存在へたどり着く…。
 シェルターの家主・昭江に風吹ジュン、おうちの住人にファーストサマーウイカ、酒井若菜、佐月絵美らが出演。監督は『君は永遠にそいつらより若い』の吉野竜平。
(配給/ショウゲート)
9月25日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
©2026 フジテレビジョン BS フジ ビー・エー・シー
©2026 フジテレビジョン BS フジ ビー・エー・シー

踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!

 織田裕二が湾岸署の刑事・青島を演じた『踊る大捜査線」シリーズの劇場版最新作。警視庁刑事部捜査第一課の刑事となった青島が巨大都市(メトロポリス)で起きる難事件に立ち向かう。
 東京都内で誘拐事件が起きた。犯人は身代金の運び屋として捜査一課の刑事・青島俊作(織田裕二)を指名。指定の場所に持ってくるよう指示をし、間に合わなければ街を爆破するという。さらに、3Dプリンター拳銃を使用した連続殺人事件も発生。殺された被害者のひとりである科学者が持っていた毒性ウイルスが盗まれ、警視庁に「ウイルスを街にばらまく」という脅迫文が届く。次々に押し寄せる事件を解決するため、青島は仲間とともに東京の街を駆け抜ける――。
 キャストにはユースケ・サンタマリア、真矢ミキ、水野美紀、甲本雅裕、寺島進ら歴代シリーズのメンバーが再集結し、趣里、白洲迅、増田貴久ら新たな顔ぶれが参加。これまでのシリーズ同様、本広克行が監督を、君塚良一が脚本を務めた。
(配給/東宝)
9月18日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
©2026 「さとこはいつも」製作委員会
©2026 「さとこはいつも」製作委員会

さとこはいつも

 沖田修一監督がデビュー20周年の節目に描いたオリジナルストーリー。年齢も育った環境も異なる3人の「さとこ」たちが自分の物語を書くことで自分を解放し、自分の人生の決着をつけていく――。
 ソフト部所属で鼻炎持ちの中学3年生、中井聡子(姫野花春)。同じ耳鼻科に通う同級生に恋をしているが、初めての恋を持てあまし気味。姪っ子と韓国カルチャーを愛する西田沙都子(有村架純)は、映画会社の宣伝部で働きながら、6年目になる不倫が倦怠期を迎えている。子育てがひと段落した飯島里子(石田ひかり)は、久々の自分時間で作家になる夢を思い出す。そんな人生のままならなさと格闘する3人の「さとこ」たちが始めたのは、自分の物語を書くこと。聡子は初恋の物語を、沙都子は不倫の日々を、そして里子は夢だった小説を。それぞれが自らの人生を書き始めたとき、他人だった3人のさとこたちは少しずつめぐり会っていく。
 聡子に影響を与えるミステリアスな国語教師・寺尾を吉田羊、沙都子と不倫を続けるなぜか憎めない印刷会社の営業担当・村井をオダギリジョー、里子の夫・重明を筒井道隆が演じた。出演はほかに黒田大輔、青木柚、細田佳央太ら。
(配給/ハピネットファントム・スタジオ)
9月18日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
© STUDIOCANAL - COLOURS OF TIME - CE QUI ME MEUT - Emmanuelle Jacobson-Roques
© STUDIOCANAL - COLOURS OF TIME - CE QUI ME MEUT - Emmanuelle Jacobson-Roques

モネと時間旅行

 『ダンサー イン Paris』のセドリック・クラピッシュ監督が、印象派の巨匠モネ没後100年のメモリアルイヤーにおくる感動作。家族のルーツを探る旅を、現代と19世紀ベル・エポックの時代を織り交ぜながらエモーショナルな映像で映し出す。
 パリで恋に仕事に悩みながら、祖父と暮らす映像クリエイターのセブ。土地開発のため、先祖アデルが遺した屋敷を売ってほしいと迫られ、一族の代表として、面識のない親戚3人とともに屋敷を調査することになる。屋敷はノルマンディーの草原にたたずむ古い一軒家で、1944年から閉ざされたまま。4人はそこで、白いドレス姿の女性を描いた、印象派の作品らしき絵画を発見する。絵画の作者やモデルは一体だれなのか? 彼らは現代と19世紀を行き来しながら屋敷と絵画にまつわる謎を解き明かしていく。
 モネら19世紀に実在した芸術家たちをはじめ、オランジュリー美術館、オルセー美術館、モネの「睡蓮の庭」など印象派の聖地や名作絵画も続々登場し、観る者を19世紀の美しい時代に誘う。カルティエのコマーシャル撮影でクラピッシュ監督に見いだされたアブラム・ヴァプレがセブを、『スザンヌ、16歳』のスザンヌ・ランドンが過去パートのアデルを演じた。
(配給/セテラ・インターナショナル)
9月18日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開
© 2026 Gaga Corporation/Storm Labels Inc./Studio i3
© 2026 Gaga Corporation/Storm Labels Inc./Studio i3

5秒で完全犯罪を生成する方法

 殺人の隠ぺい方法を生成AIに問いかけたことから始まる禁断のクライムサスペンス。
 フリーライターの初海航(重岡大毅)の携帯に、妹・幸来(原菜乃華)から助けを求める電話がかかってくる。航がかけつけると、そこには幸来が意図せず殺してしまった部活顧問の教師の遺体があった。妹を守るため、航は生成AIに「完全犯罪を成立させる方法を教えてください」と打ち込む。AIの指示に従い、指紋を拭き取り、死体に死化粧を施し、アリバイを工作。無事に警察の事情聴取を終えたと思われたが、それが世間を騒がせる連続殺人と同じ手口だと知らされ…。思わぬ事態が次々と発生し、事件へと巻き込まれていく航と幸来。そんな兄妹の前に、謎の女・七希(田中みな実)が現れ、ふたりはさらなる窮地へと追い込まれていく――。
 出演はほかに伊藤歩、黒田大輔、石丸幹二ら。原案・脚本・プロデュースは『マスカレード・ホテル』シリーズをはじめとする数々のミステリー、サスペンス作品を手掛けてきた岡田道尚。『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の近藤亮太が監督を務めた。
(配給/ギャガ)
9月11日(金)よりミッドランドスクエア シネマほかにて公開

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