世界最大級のバラ園として知られる岐阜県可児市の「ぎふワールド・ローズガーデン」。園内で長年親しまれてきた「花のミュージアム」が大幅な改修を経て、2025年4月23日、体験型展示施設「花と暮らしのギャラリー」としてリニューアルオープンした。
「第42回全国都市緑化ぎふフェア」(2025年4月23日~6月15日)の開幕に合わせて生まれ変わったもので、従来の「花を見る、知る」という役割からさらに一歩踏み込み、花や緑を日々の暮らしに取り入れるヒントを見つけられる施設へと進化した。
コンセプトは「自然と共生したウェルビーイングな暮らしを発信する拠点」。自然とともにある心地よい暮らしを体感し、そこで得た気づきを日常へ持ち帰ってもらうことを目指しているという。
香りや色、食にも着目し、植物の魅力を広く発信
館内には外の景色を眺めながらゆったりと過ごせる「インナーガーデン」や、「香り・色・食」を切り口に植物の魅力を紹介する「ステップギャラリー」を設置。デジタル技術を活用した体験型コンテンツが数多く揃い、子どもから大人まで楽しみながら植物について学べるのが特徴だ。



例えば「バラの精油ができるまで」では、アロマや香水などに使われるバラの精油がどのように作られるのかを、イラストや映像を交えて紹介する。「オハナウォール」では、大型ディスプレーに映し出された花言葉に手をかざすと、そこから花が咲き出すような映像が広がる。手の動きに合わせて水流のような映像が変化し、季節の花々に包まれる幻想的なひとときを楽しむことができる。
食に着目した展示も見どころだ。
「エディブルフラワープレート」では、食用花について学びながら、皿に見立てた大型ディスプレー上に好きな花を盛り付け、自分だけの一皿を完成させることができる。また、体調や症状を画面上で選ぶとそれに関連する薬草を紹介してくれる「薬草ライブラリー」なども用意されている。
写真家・映画監督の蜷川実花氏とクリエイティブチーム「EiM」による常設展示「In a rose, the world whispers」も話題だ。映像インスタレーションや立体展示など3つの空間で構成された、鮮やかな色彩と光に包まれた独自の世界観を全身で体感できる。
屋外に広がるバラ園とは異なる角度から、花や植物が見せる多彩な表情に触れられるのが魅力だ。
花を眺めるだけでなく、香りや色、食、さらにはアートを通じて、植物をより身近に感じることができる「花と暮らしのギャラリー」。花のまち・可児の新たな魅力を発信するとともに、植物を暮らしに取り入れる楽しさを提案する場所として、今後ますます注目を集めそうだ。
施設概要
【住所】岐阜県可児市瀬田1584ー1
【開園時間】午前9時から午後5時まで(最終受付は午後4時
30分まで)※季節ににより異なる
【入園料】大人800円、高校生以下無料(季節により異なる)
【休園日】火曜日(祝日の場合は翌日)
【駐車場】あり(無料)
【アクセス】車/東海環状自動車道可児御嵩インターより約5分
【問い合わせ】℡0574・63・7373






























