夏になると人間同様、犬にも熱中症のリスクが高まります。犬は人間より体温調整が苦手で、わずかな油断で命に関わる事態を引き起こすこともあります。そこで今回は、犬の熱中症の原因、症状、そして予防法についてご紹介します。

かかりやすい理由



 犬は汗腺が肉球にしかなく、人間のように全身で汗をかくことができません。体温調整の方法として、「パンティング(ハッハッと息を荒くする)」を使いますが、高温多湿ではこれも十分に機能しません。
 特に注意が必要なのは以下の犬種や状況です。
  • 短頭種(フレンチブルドッグ、パグなど)
  • 高齢犬や子犬
  • 肥満犬
  • 心臓や呼吸器に持病のある犬


主な症状



 熱中症の症状には以下のようなものがあります。
  • 激しいパンティング
  • 舌や歯茎が赤くなる
  • よだれが増える
  • ぐったりして動かない
  • 吐き気、下痢

 これらの症状が現れた場合、すぐに涼しい場所に移動し、体を冷やしましょう。早期対応が命を守ります。

散歩の時間帯に注意



 真夏の昼間のアスファルトは60度以上になることもあります。犬にとって非常に危険な温度です。散歩は朝早く(6~8時)か日没後(19時以降)にしましょう。地面を触って熱いと感じたら、散歩を控えることが大切です。

室内での注意点



 室内ではエアコンを使って温度を25~27度、湿度を50%以下に保つことが推奨されます。湿度が高いと体温が下がりにくいため、風通しも良くしましょう。また、クールマットや冷感グッズを活用するのも効果的です。

熱中症になったら



 熱中症の兆候が見られたら、すぐに涼しい場所へ移動し、体を冷やしましょう。冷たい水を少しずつ与え、動物病院に連絡して指示を仰ぐことが重要です。
 犬の熱中症は防げる病気です。日常的な予防と適切な対応で、愛犬を守りましょう。今年の夏も元気に過ごすために、「暑さは危険」という意識を持つことが大切です。 

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