コールセンター業、会計事務の入力代行などをやっています。10年ほど前に副業の個人事業という形で起業し、会社として登記したのは昨年9月です。
 人材派遣会社に登録して派遣社員として働いていた時代があって、そこからいろんな遍歴がありました。事務職が長く、パソコン操作や文字を打つのが結構得意で、あるセミナー講師の方からメルマガ掲載用にヒアリングして1500字くらいの文章にまとめることを頼まれ、それをアルバイト的に始めたのが個人事業の発端です。
 その時期に、つながりのある方が人材派遣会社を起こされ、雇われ役員として総務・経理・労務とかに携わることになったのですけれど、コロナ禍でまた大きな変化がやってきました。
 コンサートや野外イベントに人を送り込む単発派遣を主に行っていたので、2020年明けから「これはまずいぞ」となり、見込んでいた仕事がほとんどなくなることに。そして社長から「俺と一緒に新しいことをやっていくか、飛び出して自分で違うことをやるか決めろ」と。
 当時、登録者が在宅で仕事をするスタイルのコールセンター業を始めていました。そしてコロナ禍になって社長から最初に言われたのが「お前の部下の女性、いらない」でしたから、正社員も大事にしない社長とは心を合わせられないと、その子を抱えて独立したのが20年4月でした。
 元の会社で私が行っていた仕事を外注で引き受け、コールセンター業のほか入力作業なども請け負いながら続けてきました。オペレーターを募集するとすぐに集まります。在宅で仕事をしたい人って、世の中にこんなにいるんだなって感じています。

法人化で事業継続へ



 同友会に入ったのは16年12月。雇われ役員だったときですが、母親の急死などが重なり、「自分の足で歩かなきゃいけない時期が来た」と悟ったんです。
 どこかの経営者の会に所属したいと思い、知人に「どこに入ったらいいと思う?」と聞いたところ、出てきたのが〝同友会〟という言葉。愛知中小企業家同友会の電話番号を調べて「入れてください」と申し込んだら、「会員の紹介を信用として入会していただくシステムなので入れられません」と断られました。
 それでも食い下がると、事務局の方が会社まで来てくださって「わかりました。こちらで紹介者を募りましょう」となり、無事に入会できたという、あまりないパターンでしょう。
 そうして入会はしたものの、案内がいっぱい来るから何に行けばいいのか分からない。でも、4月から新たなグループになった時に出会ったグループ長さんに「絶対来なきゃいかんものはこれとこれ。あとは課外活動みたいに行けばいい」と教わり、そこからようやく活動し出しました。
 同友会って近寄っていけばいくほど、すごく優秀な経営者さんに会える機会が増えるんです。女性経営者の会もあって、ナメたことを言っていると、女性組織の会長さんに「それは同友会の学びをきちっとやってないからだよね」って叱られるんです。
 会社組織にしたのは、年齢的にあと10年くらいでこの事業をなんとかしないといけないと考えたから。引き継いでくれる人がいれば、いま働いてくれている女性たちも働き続けることができます。そのためには法人にしないといけないなと。
 私は女性としての人生を見失っていた時期が長かったので〝女性の自立〟にこだわっていて、企業理念にも自立という言葉を入れています。自分自身の自立だけでなく、私と関わった女性にも自立した人生を歩んでもらいたいと思っているんですよ。